昔に比べると、薄くて省スペースになり、価格もお手頃になったテレビ。
内閣府の消費動向調査によると、現在の普及率はなんと約97.5%にも上るようです。
リビングの他に、寝室、子供部屋にと複数台ある家庭も珍しくなくなったのではないでしょうか。
そうなると、気になってくるのが電気代。
一台あたりの電気代はどれくらいなのか、どうすれば上手に電気代を節約出来るのか、
今回は冷蔵庫の次に稼働時間が長いといわれている、テレビの電気代についてまとめてみました。
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テレビの電気代と節約方法!
テレビは年々省エネ化が進んでおり、32型の液晶テレビの消費電力は平均で64Wほどだと言われています。
約1kwh=27円として計算すると、1時間あたりの電気代は約1.8円。
2015年にNHKが調査した「日本人とテレビ 2015」によると、1日にテレビを見る時間は約2~3時間と回答した人が最も多い。
1日3時間ほどテレビを見るとすると、1日の電気代は5.4円。
(24時間つけっぱなしだと43.2円)
1年間の電気代は1971円になります。
40代以下の若い世代では一日2~3時間ほど短時間視聴が多いのですが、70代以上の世代では62%が1日4時間~6時間の長時間視聴をしているとのデータもあります。
1日6時間テレビを見ていると、1日の電気代は10.8円になり、1年間だと3942円と結構大きな金額になってしまいます。
また、テレビは大きくなればなるほど電気代が増え、42型の液晶テレビだと32型の2倍近い1時間あたり約4円。
1日3時間視聴すると12円、年間では4380円に。
一台でも結構大きなテレビ台の電気代。
各部屋で家族が別々の番組を見ていたら、見過ごせない金額になってしまいそうですね。
それでは、そんなテレビの上手な節約の方法をご紹介していきましょう。
テレビを上手に節約しよう!
スマホの画面が明るくなっていると、電池の消耗が早くなってしまうのと同様、テレビも明るい画面で、画質の良い状態なっているとそれだけ多くの電力を消費してしまいます。
あまり画質や明るさを下げ過ぎても、視力低下の原因になってしまいますが、最高画質から標準程度の画質に下げるだけで、10%~30%ほど電気代の無駄な消耗を抑えることが出来ます。
薄型のテレビは購入時から最高画質に設定されている場合が多いので、まずは一度テレビの画質の設定がどうなっているのか確認してみることをおすすめします。
明るい屋外だとスマホの画面がかなり明るくないと見づらいのと同じように、テレビも明るい室内で見ようとするとかなりの明度を必要とします。
テレビ観賞の時は、少し部屋の照明も落としたり、レースのカーテンなどで陽を遮ったり、少し明るさを調整してみましょう。
こうすることで、テレビの画面が見やすくなり、テレビと照明器具両方の電気代を抑えることが出来るのでおすすめです。
また、テレビの画面はいつも綺麗になっていますか?
画面には意外と埃がたまりやすいもの。
テレビの画面を綺麗に保つことも、省電力でテレビを楽しむのに大切ですよ。
最後に
良く節約テクニックとして挙がるのは「コンセントを抜いて主電源を落とす」方法ですが、番組表データやソフトウェア更新が出来なくなってしまったり、内臓時計が狂ってしまったり、テレビの不具合につながることが多いので、主電源を落とすのは長期的に家を留守にする時のみにした方が良さそうです。
待機電力は驚くほど少なく、年間の電気代にしてもたったの6円ほどといわれているので、その点はあまり気にしなくても大丈夫でしょう。