妊娠がわかって嬉しいのもつかの間、「妊娠しているんだ」と一番実感するのが「つわり」がはじまったときかもしれません。いつ終わるかわからない吐き気やムカムカがとても辛く、食べれないことで赤ちゃんに影響はないのか、など心配もあり気分も滅入ってしまいますよね。妊娠した人のほとんどが経験しているつわり。必ず終わりは来ますので、赤ちゃんのため!!と思って、頑張って乗り越えていきましょう!
今回はつわりについて原因をふまえながら、おすすめの食べ物などをご紹介します。
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目次
つわりはいつから起こる?
つわりは個人差が大きくはっきりとは言えませんが、早い人で妊娠5?6週から感じ始め、9週前後がピークで、13~14週までと言われています。胎盤が完成する16週頃にはほとんどの人が落ち着いてくるようですが、個人差があるので16週を過ぎても続いたり、出産間近まで続いたという話も聞いたことがあります。
つわりの原因
「これだ!」というはっきりとした原因はわかっていませんが、「たぶんこれであろう」いう説はあります。
hCGホルモンによる
妊娠したことによって大量に分泌されるhCGホルモンの急激な増加によって、体がついていけずつわりが起こるという説があります。hCGホルモンは、10週前後に分泌がピークになりその後は減少していくことから、つわりの時期とも一致していると言われます。
体の拒否反応
もともと人の体には体に入った異物を排除しようする働きがあります。妊娠は異物ではなく自然の摂理・・とはいえ、初期の段階では受精卵を異物と認識してしまい、拒否反応がつわりとして起こるという説があります。
自律神経のバランスによる
妊娠による急激な体の変化に自律神経が乱れることでつわりが起こるという説があります。
つわりにはいろいろな説があるようです。赤ちゃんが「ここにいるよ」と気づいて欲しくてつわりが起こる、なんてこともよく聞くと思います。つわりで辛い時は、ゆっくり安静に休んでいるのが一番だよと教えてくれているのかもしれませんね。
少しでもつわりをラクに乗り切るために!
食べる時に食べれるものを食べる
妊娠したら栄養のあるものを食べないと、と思っていてもつわりの時期はほとんど食べれない・・と赤ちゃんのことが心配で不安になったりしますよね。「食べないといけない」という思いが、プレッシャーになってしまうと心身ともにダウンしてしまいます。食べれない時は食べなくてもいいので、数日に分けて、栄養が摂れるように食事を小分けにするなどして調整していくといいでしょう。
どうしても食べれない時でも、水分だけはこまめに摂るようにしてください。吐き続けたりすると脱水症状になってしまい、よくありません。水分も無理、という場合は受診して対処してもらいましょう。
おすすめの食べもの
- 冷やしそうめん、冷やしうどん、冷奴、冷麺
- 野菜スープ
- ゼリーやアイスクリームなど
- トマトや梅干し
- レモン果汁や氷
- イオン飲料
冷たいものは喉の通りもよく、ツルッと食べやすく、さっぱりと消化もいいのでおすすめです。ご飯も匂いがダメな人が多いと思いますが、冷やご飯にすると食べれるという場合もあります。無理せず少量を食べれる時に食べるという食事リズムに変えてみてもいいかと思います。
冷たいものばかりだと胃も弱ってしまうので、野菜がたくさん入った温かいスープなどはビタミンなど栄養豊富で簡単に摂れます。
冷たいものは、食べやすくつわりの時期にはとても好まれます。一口サイズのアイスも販売されているので便利ですが、体重も気にしないといけない妊婦さんなので、食べすぎに注意しましょう。
口の中がすっとするものはつわりの時期にはよく食べられています。トマトもいろいろな種類がスーパーで販売されていますし、梅干しも甘めのから酸っぱいのまでいろいろあるので、合うものを試してみるのもいいかもしれません。ただし、梅干しは塩分もあるので食べすぎには注意です。
口の中をさっぱりさせたいときには、酸っぱいものがピッタリです。レモン果汁を絞った氷を作っておいて食べたり、炭酸水やお水にレモン果汁を絞って冷やしておくと飲みやすいです。さっぱり口当たりはいいですが、飲みすぎで冷やさないように気をつけてください。(炭酸水は低カロリーのものを選んで、飲み過ぎに注意しましょう)
「飲む点滴」と言われるポカリスウエットやアクエリアスのようなイオン飲料は水分補給には最適です。
つわりは個人差があり、またその時期に食べれるものも個人によって異なります。今回はさっぱり系を中心にご紹介しましたが、中には「油物」を好んで食べたという人もいます。
アロマもおすすめ!!
心地いい匂いを嗅ぐと、気持ち悪かったものがなくなってスッとして落ち着きます。特におすすめは柑橘系のグレープフルーツやレモン、ペパーミントなどです。爽やかでフレッシュな感じですよね。ただし、妊娠中にはおすすめできない精油もあるようなので購入を考えている人は、必ず確認してからにしてください。
私自身も2人目は軽くつわりがありました。精油がいいと聞いたので、カウンセリングに行き精油を選びました。私に合うのは「レモン」でした。嗅ぐとスッキリ楽になるので手放せず、常に持ち歩き、時には映画館でも嗅いでいました。出産時にもアロマはいいと言いますので、自分にあった精油を見つけてみるのもいいと思います。
赤ちゃんへの影響も気になりますが・・・
妊娠初期は、母体に蓄えられた栄養で、赤ちゃんは成長するので「食べれない」からと心配することはありません。ただ、体重があまりに減少しすぎてしまうとよくないので、食べれる物は少しずつでも食べてください。
つわりと言っても「吐き気やムカムカする、吐きづわり・匂いづわり」、「何か食べていないと気持ち悪くなる食べづわり」、「寝ても寝ても眠い眠づわり」とあります。
私は1人目の時は、食べづわりで体重増加が激しく管理するのが大変でした。空腹になりすぎると気持ち悪くて立てないくらいで、当時仕事をしていましたが大変でした。どんな「つわり」でもしんどく辛いもの。あまり無理せずゆっくり過ごすことが大切です。
家族や周りにも協力してもらいながら、うまく乗り越えていってください。