冬は結露が起こりやすい季節。気がついたら、窓やカーテンに黒く点々としたカビが発生していたことはありませんか?
この時期のいや~なカビを防いでくれるのが、スーパーや薬局で安く売られているミョウバン。ミョウバンを溶かして作ったミョウバン水は、カビ防止だけでなく、消臭剤や掃除にも使える優れものなんです。
重曹やクエン酸と並んで、安くてエコで便利!ミョウバン水の作り方と活用方法についてご紹介していきます。
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ミョウバンにはどんな効果があるの?
ミョウバンは、漬物の発色を良くする食品添加物として知られています。殺菌効果が高いため、ウニの鮮度を保つのにも使われているんですよ。
また、ミョウバンは制汗・消臭効果も高いことでも知られています。ローマ時代から最古のデオドランド剤として人々に愛され、現代でも一番効果が高いデオドランド剤として人気No.1の地位を保っています。
人気デオドランド剤・デオナチュレの原料となっている天然アルム石とは、実はこのミョウバンのことなんです。
ミョウバン水の作り方
ミョウバンは、スーパーの調味料コーナーなどで50g110円くらいの価格で販売されています。普通のミョウバンでも焼きミョウバンでもどちらでもOK!
・1リットルの空きペットボトル
・ミョウバン30g
【作り方】
1.空きペットボトルにミョウバンを入れます。
2.ペットボトルが一杯になるまで水道水を注ぎます。
3.ペットボトルの蓋をしめ、ミョウバンと水が混ざるようによく振ります。
4.すぐには溶けないので、ペットボトルを横に寝かせて1~2晩置いておきます。
5.白い粉がなくなって、透明の水になったらできあがり!
用途に合わせて、この原液を適宜薄めて使用してください。濃度を薄めたものはあまり長持ちしないので、早めに使い切るようにしましょう。原液のままなら、常温でも約3年持つといわれています。
お風呂の掃除に
お風呂のカビは気になるけど、ペットや小さな子供がいるから刺激の強いカビ取りは使いたくない…。そんな時にこのミョウバン水スプレーが大活躍します。
カビにシュッシュと吹きかけたら、使い古した歯ブラシでカビをこすり落としていくだけ。しつこいカビには、ティッシュなどにミョウバン水を浸して貼り付けておく浸け置きが有効です。
カーテン、カーペットのカビ予防に
結露が起こりやすい冬場のカーテンや、ずっと敷きっぱなしのカーテンやラグにカビが生えてしまうことがあります。
カビは、アレルギー性鼻炎や喘息を招く恐ろしい存在。なかなか洗えない布製品には、ミョウバン水をシュッシュと吹きかけてカビの予防をしておきましょう。
ミョウバンは昔、クリーニング屋さんが仕上げに使っていたくらいなので、色落ちやシミの心配はほとんどありません。
柔軟剤代わりに使って生乾きの臭い防止に
洗濯物が乾きにくい季節になると、いやな生乾きの臭いが気になりますね。そんな時は、ミョウバン水を柔軟剤として使ってみましょう。
優れたデオドランド効果で、あのイヤな匂いを防いでくれます。酸性のミョウバン水には、アルカリ性の衣料用洗剤を中和して洗濯物をふわっと仕上げてくれる効果もあります。
きつい匂いがいやで柔軟剤を使わないけれど、タオルをふわふわに仕上げたいという人は試す価値ありです!
他にもこんな使い方が!
- 生ごみの消臭に
- 子供やペットが粗相した時の消臭に
- ふきんやまな板の殺菌消臭に
- デオドランドスプレーとして脇や足に
肌めちゃくちゃ弱くて、どんな制汗剤やクリームでもワキがすごい荒れちゃうんだけど、ミョウバン水に溶かしたやつスプレーでしゅっしゅしたら臭いほんとしないし荒れないからおすすめよ。 pic.twitter.com/efuJuXrPgH
— てるてる (@teru_daa) 2016年10月21日

我が家では、ミョウバン水を柔軟剤として使い始めてから、驚くほどタオルがふわふわに柔らかく仕上がるようになりました。溶けるまでに少し時間が掛かるのだけが難点ですが、ぜひ試してみてくださいね。