年賀状を送っていいのか、喪中なので控えるべきなのか、ルールがよく分からず悩んでしまったことはありませんか?
この時期に良く耳にする言葉なので、「喪中」の意味はわかっていても、範囲はどこまでなのか、いつまでにはがきを出せばいいのか、はっきり理解していない人も多いことではないでしょうか。
喪中と年賀状のマナーについて、もう一度見直してみましょう。
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喪中とは
近親者が亡くなった時、その死を悼んで一定期間身を慎むことを「喪に服す」といいます。喪中の期間は、その方が亡くなった日から約1年間。おめでたいことを慎むために、年賀状だけでなく、おせち料理や正月飾り、初詣も控えるようにします。
喪中の範囲はどこまで?祖父が亡くなったときは?
喪中の範囲は、一般的に二親等までとされています。
- 一親等:両親、配偶者、子供
- 二親等:兄弟姉妹、祖父母、孫
伯父や伯母が亡くなった場合は喪中になりませんが、祖父、祖母が亡くなった時は喪中に該当します。
けれど必ずしも祖父母が亡くなった時に喪に服さなければならないというわけではありません。最近では別居の祖父母が亡くなった場合には、喪中にしないという人も多いようですよ。
喪中ハガキはいつまでに出すの?
喪中はがきの正式名称は、「年賀欠礼状」。その名の通り、喪中の期間なのでお正月のご挨拶を控えさせていただきますというお詫びの手紙なのです。
相手が年賀状を準備してしまってからでは遅いので、なるべく早めに出すのがマナー。なるべくなら11月中に、どれだけ遅くても12月前半までには届くようにしたいですね。
喪中はがきは郵便局で買える?無料で使えるテンプレートは?
郵便年賀jp. すぐに使える!喪中テンプレート
9/20より、郵便局でも挨拶文と絵柄が入った喪中はがきが5枚入り520円~販売されています。自分で好みのデザインの喪中はがきを用意したい場合は、年賀状サイトに用意されている無料テンプレートなどを使用して印刷してもOK。
郵便局のHPにも素敵なデザインの喪中はがきが揃っていますが、他にも無料で使えるテンプレートはたくさんあります。喪中はがきのおすすめ無料テンプレートはこちら!
喪中はがきをもらったら寒中見舞いを返すの?
喪中の人へ年賀状を送ることは、実はマナー違反ではありません。けれど、大切な人を亡くしてしまったご遺族の気持ちを考えると、新年を喜ぶという意味の年賀状を出すのは控えたいものですね。
喪中はがきをいただいたときは、寒さが厳しくなる一月中旬~二月頃に寒中見舞いを出すのが一般的だとされています。
けれど、喪中はがきを受け取ってから寒中見舞いのシーズンになるまでは二か月近く間があいてしまいます。年末年始のバタバタ忙しい時期に二か月も空いてしまうと、そのまま忘れてしまう人が殆ど。
お世話になったあの人へ忘れないうちにご挨拶をしたい場合は、「あけましておめでとう」や「謹賀新年」というお祝いの言葉を控えた年始状でご挨拶するのがおすすめです。
