洋服についた食べ物のシミ、なかなか落ちなくて困ってしまいますよね。
汚してしまったその場ですぐに洗えれば良いのですが、子供が幼稚園や小学校でつけてきた汚れは時間が経過してしまっているので、ちょっとやそっとでは落ちてくれません。
必死にごしごしと揉み洗いをしても、結局シミが残ってしまったものもあります。
今回はカレー、トマトソース、チョコレート、果物など、子供たちが良く食べこぼす食品の効果的なシミ抜きの方法をご紹介していきます。
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カレーのしみ
カレーは子供たちの大好物ですが、一度洋服につくとなかなか汚れが落ちないので、カレーの後は洗濯が憂鬱だというママも多いのでは?
洋服に残る黄色いシミは、カレーに使われているターメリック(ウコン)の色素。脂とスパイスの混ざったシミは、このような手順で落としていきましょう。
2.ターメリックの色素を分解するのには、紫外線が有効です。良く日に当てて乾かしましょう。
3.シミが消えたら、そのまま通常通りに洗濯。しみがまだ薄く残っているようであれば、その部分に酸素系漂白剤をしみ込ませてから洗濯をすると良いでしょう。
ケチャップ・トマトソース・ミートソースのしみ
ハンバーグのケチャップやミートソーススパゲッティも、子供に愛されるメニューながら、洋服につくと頑固で落ちないママを悩ませるメニューですね。
これらの赤いシミはトマトのリコピンという色素の仕業。
リコピンもターメリック同様紫外線での分解が有効ですので、台所用洗剤→天日干し→酸素系漂白剤とカレーの汚れ落としと同じ手順でのシミ抜きが効果的です。
ミートソースの場合、リコピンだけではなくお肉から染み出したたんぱく汚れも混ざっているので、もみ洗いをする際はたんぱく質がふやけやすい30℃~40℃のお湯で洗うと良いでしょう。
チョコレートのしみ
あまーいチョコレートのシミの正体は、焙煎されたカカオ種子の炭素。粒子が細かくいため、一度繊維にしみ込んでしまうとなかなか落ちづらいといわれています。
チョコが洋服についてしまったらすぐに洗いたくなりますが、そのまま洗うと汚れが広がってしまうので危険!少し時間を置いて、チョコが乾いてからシミ抜きを開始しましょう。
チョコレートは油性汚れなので、ベンジンでのシミ抜きが効果的。ベンジンはホームセンターやドラッグストアなどで小さいものなら200円程度で購入出来ます。
ベンジンを買いに行ってるヒマがない!という人は、クレンジングオイルと台所洗剤を混ぜたもので代用できますよ。
2.その後台所用中性洗剤で良く揉み洗いをして、洗剤と汚れを水で洗い流します。
3.シミが取れたら、あとは通常通り洗濯すればOK。
果物のシミ
みずみずしい果物の果汁のシミは、フルーツに含まれる天然色素によるものです。みかんやりんごなどは比較的落ちやすいですが、ブルーベリーやいちご、ぶどうなどの色の濃いフルーツは意外と頑固で落としにくいものです。
糖分と色素が混ざった果汁のシミは、時間との勝負!気づいたらなるべく早くシミ抜きに掛かりましょう。
果物は一般的な弱アルカリ性の洗濯洗剤だと変色して汚れが落ちにくくなってしまうので、台所用中性洗剤を使うのがポイントです。
2.バケツや洗面器に30℃~40℃程度のぬるま湯をはり、洗濯用洗濯洗剤を少々溶かしておきます。
3.シミの部分に酸素系漂白剤をしみこませ、2.のぬるま湯に40分ほど漬けこんだあと、通常通り洗濯します。

私が今までシミを落としきれなかったのは、それを知らずにいつも洗濯用洗剤で揉み洗いをしていたからかもしれません…。
食べ物ごとの正しいシミ抜きを知れば、もう子供の食べこぼしも怖くありませんね!!