DIYで家具をリメイクしようとペンキを塗っている時。
ペンキ塗りたてのベンチを小さな子供が触ってしまった時など、洋服にカラフルなペンキがべったりついてしまったとき、どうすれば良いかご存知ですか?
ペンキのシミは、乾いてしまう前に少しでも早く処置することが何よりも大切なのです。
咄嗟の時も慌てず素早く適切に処置できるよう、自宅でも出来る洋服についたペンキのシミを落とし方を知っておきましょう。
※注意
今回ご紹介する、自宅でのシミ落としの方法は、すべて、洗濯表示が水洗いできる場合に限ります。ドライクリーニングでしか洗えない洋服の場合は、3.のクリーニングに出す場合を参考にプロにお任せしましょう。
スポンサーリンク
目次
ペンキ汚れの落とし方
1.ペンキがついてしまってすぐの場合
汚れてしまってほとんど時間が経っておらずペンキがまだ乾いていない場合は、自宅でも簡単に落とせる可能性が高いです。
水性ペンキの場合
水で溶ける水性ペンキは、乾く前だったら、水でも簡単に洗い流せます!近くに水道があればその場ですぐに洗い流してしまいましょう。
油性ペンキの場合
がんこな油性ペンキもまだ乾いていない状態ならば、家庭にあるもので簡単に落とすことが出来ます。
油汚れに強い食器洗い用洗剤や、メイク落とし用のクレンジングオイルを汚れに染み込ませ、叩くように汚れを浮かせましょう。こすってしまうと繊維が傷んでしまうので要注意!
2.時間が経過して、ペンキが乾いてしまった場合
ペンキはすぐに剥げてしまっては商品になりません。簡単には落ちないように作られているので、一度乾いてしまったペンキのシミを落とすのはとても大変な作業になります。
大事な衣料の場合は、3.クリーニングに出す場合を参考に、プロに任せたほうが生地も傷みにくいし、綺麗に落とせる可能性も高いでしょう。
水性ペンキの場合
まずは固まってしまったペンキを柔らかくするため、熱めのお湯に10分ほど漬けこみます。ペンキが柔らかくなったら、衣料用洗剤を使い、もみ洗いをしましょう。
その後、歯ブラシ(毛が硬いものが◎)を使い、少しずつ丁寧にこすりながら汚れを落としていきます。汚れが薄くなってきたら、あとは通常通り洗濯機で洗えばOKです。
油性ペンキの場合
ペンキを柔らかくするためにお湯に漬けこむところまでは、水性ペンキの場合と同じです。その後、シンナー、ベンジン、アルコールなどの有機溶剤を柔らかい布に染み込ませ、叩くようにしてシミを落としていきます。
強力な有機溶剤は、繊維によっては布を痛めてしまうことがあるので、使用前に良く注意書きを確認しましょう。
これだけ頑張っても、頑固なペンキ汚れを一度で綺麗にするのは難しいですが、数回繰り返すことによってだんだんシミが薄くなってきます。生地を傷めないよう、細心の注意を払いながら、何度かこのシミ抜き作業を行うと良いでしょう。
3.大切な衣料はクリーニングにお任せしよう
痛みやすい素材のものや、大切な衣料はプロにお任せするのが一番。
しみ抜きを得意とするクリーニング店に相談に行くと良いでしょう。
近所にしみ抜きが得意なクリーニング店がない場合、全国宅配で請け負ってくれるお店も増えてきています。
いかがでしたか?
ペンキの汚れが完全に落ちきるかは、しみがついてから二時間以内が勝負だといわれています。
汚れてしまったら、すぐに行動するのが汚れを残さない大切なポイントですよ!