「え?こんなユルユルうんちで大丈夫!?」
初めて赤ちゃんのうんちを見たときに、びっくりした人は多いのではないでしょうか。
私も初めて見た時は助産師さんに「こんなうんちでいいの?」と質問し、旦那も初めて見た時は「これ大丈夫?」と私に聞いてきました。
自分が赤ちゃんの頃どんなうんちをしていたかなんて覚えていませんもんね。
今回は赤ちゃんのウンチと下痢について、私の経験を元に説明していきます。
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なぜ赤ちゃんのうんちはユルユルうんち?
生後まもない赤ちゃんは、母乳やミルクばかりで固形物を食べていません。そのため、ユルユルの水っぽいうんちになり、それが普通です。
母乳には、ビフィズス菌など腸内環境を整えてくれる善玉菌が増えやすい仕組みを作るオリゴ糖が豊富に存在しています。そのため、母乳にはビフィズス菌が含まれています。そのため乳酸発酵が起きるので、便からは酸っぱい匂いがします。
黄土色や緑っぽいユルユルうんちが普通の色です。回数も個人差はあるものの1日5回以上が多いようです。
うんちをした後の赤ちゃんの様子を見て、普段と変わりなく機嫌よく元気であれば問題ありません。
ユルユルうんちは下痢と見分けが難しいですが、いくつか注意する点があります。
下痢の見分け方
明らかにいつもより水っぽく、1日に10回以上のうんちが出て、激しく噴き出すような場合は下痢を疑います。
お腹の風邪と言われるウイルス性や細菌性などが考えられます。
- ウイルス性はノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどがよく知られています。嘔吐や飲みが悪いなどの症状もみられます。うんちの色が普通より白っぽくなることが特徴です。
- 細菌性は、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌など、食中毒が起こる夏に見られる場合があります。この場合には、発熱、腹痛も伴い、血便やが出る場合もあります。
どちらも大変怖い病気なので、下痢以外の症状が見られたらすぐに病院へ行きましょう。
赤ちゃんは言葉を発することができないので、痛くしんどい場合には激しく泣きます。赤・黒・真っ白のうんちやぐったりしている場合も危険ですので、夜間であれば救急に連れて行くなどして早めに対応しましょう。
下痢の原因のひとつに母乳が関係しているのは本当?
個人差はありますが、ミルク栄養の場合より母乳栄養の方がうんちがゆるくなりやすいです。
これは母乳に含まれるビフィズス菌が腸内で活発に働いているためだと言われています。
よく耳にするビフィズス菌は、腸内に棲息し、便秘解消や免疫力を高めて病気から守ってくれる働きなど身体にいいことだらけの素晴らしい菌です。母乳には、栄養だけではなく赤ちゃんを病気から守るための免疫アップの効果もあることがわかり母親の体ってすごい・・と感じますね。
大人でもビフィズス菌入りヨーグルトを食べて便秘解消、病気予防など気にしているかたもいるかと思います。
またお肌にもいいので、女性はヨーグルトに相乗効果のあるものを入れて朝ごはんとして食べている方も多いかもしれませんね。
赤ちゃんが下痢になった時はどうしたらいいの?
下痢が続くと体力と水分が急激に失われてしまいます。
欲しがった時ではなく、意識的に水分補給をするようにしてください。母乳やミルクを決まった回数ではなく、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげます。
もしくは、赤ちゃんようの麦茶などこまめにあげてください。
その際は冷たくせず常温の人肌であげます。
イオン水や果汁は下痢を促進する糖分が多く含まれているのであげすぎには注意してください。
オムツ替えもこまめにしてください。そのままにしておくと、お尻がかぶれたり、一度に出る量によっては漏れることもあり不衛生です。
うんちをする瞬間は赤ちゃんの世話をしている人であればだいたいわかるので「出たな」と思ったら確認して、いつもよりも気をつけてあげてください。
毎日お世話をしているとちょっといつもと違うな、ということがなんとなくですが感じ取れます。気になった場合は、すぐに病院で診てもらってください。
病院へ行く場合
下痢の時の受診は、うんちをしたオムツも一緒に持って行くことをおすすめします。
袋に入れて持って行き、先生や看護師さんに見せてください。色や柔らかさなど診て判断してくれます。
もし、様子見で病院へは行かないという場合は携帯のカメラでうんちを撮影しておくとその後の様子と比較することもできます。
最後に
我が家のチビちゃんも5ヶ月ぐらいの時に熱などはなかったですが、いつもより白っぽいうんちが出たので慌ててオムツを持って小児科へ行きました。
やはりうんちの状態は大切なようで、そこまでひどくなくチビちゃんはお腹の風邪かなと言われてそのうちに治りました。
100パーセント「いつもとここが違う!」とわかればいいですが、うんちはもともとゆるいので「なんとなくだけど・・いつもと違う気がする」でも十分いいんです。
些細なことでも悪い病気の可能性をゼロにすることは大切です。普段からお世話をしている親がしっかり赤ちゃんのサインに気づいてあげてくださいね。