人参はカロテンの王様と呼ばれることもあるほど豊富なβーカロテンを含んでいます。これは風邪予防や視力保持に効果的な栄養素で、親としてはぜひ子供に摂らせたいところです。
けれど、
- 生の食感や煮たときの柔らかさがダメ
- 野菜なのに甘いのがヤダ
- 独特な青臭さがキライ
と皿の隅に追いやる子供もちらほら。
そんな人参嫌いのお子様にぜひ試してほしいのがコチラ!ちょっとした一手間で人参のクセがずいぶん和らぎますよ。
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食感を変化させてみましょう
加熱した人参の柔らかさが苦手なお子様にはいっそ生のまま食べさせてみてください。
繊切りにした人参にハムやレーズンなどお好みの食材を加えてマリネにするとさっぱりして美味しいですよ。
逆にシャキシャキとした食感がダメならば「人参しりしり」などの炒め物にしてみましょう。このとき柔らかくなるまでしっかり加熱することがポイントです。
どちらの食感もダメ!という場合はすりおろしてハンバーグやオムライスなど他の料理に混ぜ込んでみて。人参の甘み自体が苦手でなければキャロットケーキなんかもオススメです。
しっかりした味付けにしてみましょう
人参の独特な甘みは味噌や香辛料など濃い目の味付けで案外ごまかせるものです。
味噌と砂糖で「きんぴらごぼう」ならぬ「きんぴら人参」にしてみてはいかがでしょうか。味噌ではなくカレー粉を加えて「カレーきんぴら」にするのもオススメですよ。
また、グラッセなど極端に甘くしたものなら食べられるというお子様も多いようです。
一工夫で青臭さを消しましょう
「人参の甘さが苦手」と言う人は実は、あの青臭い香りと一緒になっているのがダメということが多いみたいです。この青臭さは工夫次第でだいぶ薄らぎますのでコチラを試してみてください。
チルド室で保存しましょう
人参を買ったらとりあえず野菜室に、という方は多いと思います。ですが、野菜室の温度(5~7℃)は寒さに強い人参にとっては温かいらしく、そのまま保存していると根や葉が出てしまって味が落ちてしまうそうです。
では何℃がいいのかというと1℃。つまりチルド室の温度がベストらしいです。チルド室に1~2週間ほど入れておくだけで青臭さが減って甘みが増す、ということらしいのでぜひとも試してみてください。
このとき人参は密封できる袋に入れて保存しましょう。一ヶ月くらいは保つそうですよ。
芯の部分を使わないようにしましょう
芯の部分に青臭さの原因となる成分が多く含まれています。皮側にはβーカロテンも多く含まれているので外側を使うようにしてみてください。
また、人参を買うときはなるべく芯の部分が細いものを選ぶのもポイントです。
灰汁をよく取りましょう
大さじ1杯程度の塩を入れて軽く下茹でし、黄色っぽい灰汁が出てきたら火を止めて人参を流水でよく洗います。
これだけでもえぐみがだいぶ取れますがそれでも気になる場合は、湯でこぼした人参をさらに冷水にさらしてからもう一度火を通し、調理の味付けの段階で加えるようにしてみてください。