昨今、少子化だという割には、待機児童が多くて・・というニュースを見る機会があったと思います。
ちょっと矛盾しているような感じも受けながら、テレビを見ていましたが、近所の保育所でも確かになかなか入れずに「順番待ち」の状態というのを耳にしました
やはりどこにでもある大変な問題のようです。
保育園に入れないから、幼稚園はどうなのかな?ということも考えだすと思います。
普段から「幼稚園!保育園!」とは言いますが、実は違いがきちんとあるのをご存知でしょうか?
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そもそも幼稚園と保育園の違いとは?
保育園は、保護者の委託を受けて、保育に欠ける子を育成する目的があり、児童福祉法に基づき「児童福祉施設」として管轄しています。
保育士免許も国家試験を受けて資格を得るということになります。
また文科省が管轄する幼稚園は「教育施設」としてあり、先生の資格も教員免許取得によるものになります。それぞれの資格は別物なので、それぞれがその道のスペシャリストであることに間違いはありません。
管轄が違うので、規則にも違いが出てくるのは当然のことです。
その他、入園条件、保育内容や給食、保育の目的についても違っています。
知っているようで、全然知らなかったそれぞれの違い。同じ子供を預かる場所と思いがちですが、管轄から違うということがそれぞれが異なる根本的な理由なんですね。
費用の違いについて
保育園
住んでいる自治体によって異なります。役所などに足を運んで担当の人に直接しっかり話を聞くことが大切です。
そして、基本は世帯収入によって変わってきます。そのため収入が多い世帯ほど保育料は高いです。
自治体によりますが、住民税や所得税が判断基準になっています。だいたい、平均3~4万くらいが全国平均となっているようです。
実際、私自身も保育所に入れていた時は、所得税が判断基準になっていたはず・・
1歳クラスの時は月約4万近く払っていました。
ちなみに、小さい子ほど保育料は高くなります。親が働いていれば、ほとんどの保育園が0歳から受け入れてくれますが、小さい子ほどお世話は大変です。
保育士1人に対して、何人までの子供と決まっているので、低年齢で人件費がかかるということになれば、保育料は高くなって当然ですね。
自治体によって異なるので、詳しいことは自治体のHPをチェックしてみてくださいね!
幼稚園
法律上「学校」と同じ位置付けになるので、世帯収入は関係ないので、保育料は一律です。しかし、私立と公立の幼稚園では大きな差ががあり、だいたい2倍ほど違っています。
公立はひと月あたり約1万2千円前後ですが、私立はひと月あたり約3万円前後です。また園指定の制服やかばんなど入園に必要なグッズに至っても、私立と公立では大きく料金が違います。
ですが、私立幼稚園を対象にした補助金制度が自治体ごとに用意されています。幼稚園のHPでも、補助金に間することが記載されている場合もあるので私立を考えている方は一度チェックしてみてください!
何かにつけてお金が必要になる私立ですが、補助金制度があるのは嬉しいことですね。
幼稚園・保育園のメリットとデメリットについて
教育施設のため、充実した教育を受けることができ、就学前に必要な読み書きなどできるようになったり、最近では英語を導入している幼稚園も多いため楽しく体験することができます。
・平日の降園後に習い事に通えたり、親と一緒に過ごす時間が多い。
デメリット
・保育料含め、いろいろかかる費用が高い(専業主婦の場合は経済的にt案がある)
・親が関わる場面が多いのでトラブルが起きやすい
トイレトレーニングや食事、人との関わり方など、基本的なことを身につけさせてくれます。いつの間にかできるようになっていて、親としては成長を感じる瞬間です。
・園庭開放など、地域の人とのふれあいもあるので人見知りが少なく、異年齢交流もあるので面倒見もよくなる。
・働く親が多く関わることがあまりないので、さっぱりしている。
デメリット
・集団生活のため病気をもらいやすい
・生活・遊び中心なので、学習的な面はあまり期待できない。
・保育の時間も長いので、子供に負担がかかる。
それぞれにメリット・デメリットがあるのは当然です。
一番大切なのは子ども。子どもは親といる時が一番安心してリラックスできるといいます。
無理をさせてまで働くことが必要なのか、教育ばかりさせることが今子どもに必要なのか、きちんと子どもと家族や家計と向き合って考えることが重要ということがわかりますね。
私自身もフルタイムで働いていた時は保育所に朝から暗くなるまで預けていました。
2歳だったから余計に離れることに抵抗があったのか半年以上毎朝号泣していました。仕事があるので、後ろ髪を引かれても急いで仕事場へ向かいましたが、2歳のあの時期は一度きりしかなかったので、毎日泣かせてまで働く必要があったのか・・と今振り返るとちょっと反省してしまいます。
新年度に向けて、いろいろ考えてリサーチしている人のお役に少しでも立てたら嬉しいです!