夏休みが近づくと、「ああ、また山のような宿題が…」とため息をつきたくなるママも多いのではないでしょうか。
小学生の中学年くらいまでは、スケジュール管理や読書感想文・工作などの「大モノ」については少なからず親のフォローが必要です。
いつも大変な思いをしている親御さんのために少しでも参考になればと思い、いくつかヒントをあげてみたいと思います。
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まずはざっくりとしたスケジュールを立てる
子供はまず、とっつきやすい宿題から取りかかります。国語や算数のドリル、プリント集などは、いつもの宿題の感覚で取り組めるでしょう。
しかし、子供にとってやっかいな読書感想文や工作、自由研究などは、ついつい後回しにしてしまいがちで、夏休みも終盤になってからあわててやろうとするとかなり大変です。
子供が休みの宿題をもらってきたら、まずカレンダーと照らしながら、やるべきことを子供とスケジューリングしましょう。
ドリルやプリントなら、一日あたり何枚こなせば終わるか計算してやったり、その他の大モノの宿題をどのあたりまでに終わらせるか、子供と相談しながら計画していきます。
苦手な子が多い読書感想文
たいていの子供は、読書感想文に苦手意識があるのではないでしょうか。
その上最近は、原稿用紙2~3枚程度の読書感想文の他に、「本を〇冊読んで数行コメントを書きましょう」といった宿題もよく出るようで、読書の苦手な子には気の重い課題です。
まずは図書館などを利用して、早めに子供と本を選んでおきましょう。
夏休みに入ると、多くの子供達が図書館に感想文のための本を借りにくるので、目ぼしいものはすぐに「貸出中」になってしまいます。
図書館を利用するなら宿題の内容がわかった時点で、早めに借りに行くのがおすすめです。
また最近は、夏休みシーズンの本屋さんでは「読書感想文の書き方」のノウハウ本がいろいろ並んでいます。低学年のうちは、ある程度親の手助けも必要ですが、このような本を利用してみるのも一つの手です。
なお、「〇年生におすすめの名作集」と題して、5分か10分ほどで読める短編を集めた本もよく出ています。それぞれの短編はあっという間に読めてしまうので、「〇冊読んで数行コメント」の宿題にも使えて便利です。
工作や自由研究
夏休み明けの小学校の「作品展」では、子供が一人で作ったとは思えない見事な力作が並んでいます。例年そんな作品群を見ていて、プレッシャーに感じてしまう親御さんも少なくないのではないでしょうか。
お手軽で簡単なのは、文房具店などに並んでいる「工作セット」ですが、やはり学校の中の誰かしらと同じ作品がかぶってしまいがちなのが難点です。
本屋さんや図書館、インターネットなどで探してみると、「夏休みの工作」といった本やサイトがたくさんあります。種類も豊富で難易度もいろいろですが、直前になって「うまくいかなかった!」という事態を避けるため、取りかかりは早い方がよいでしょう。
また、大きな文房具店やショッピングセンターでは、夏休み期間中にさまざまな「工作教室」が行われています。材料や道具も揃っており、講師の先生が教えてくれるので親としては大助かりです。
そして、夏休み中は科学館や郷土資料館などでも「こども工作教室」「体験教室」といった催しが行われています。
例年開催されていることが多く、人気の企画は夏休み前に予約がいっぱいになってしまうので、広報紙やインターネットで早めにチェックしておきましょう。
自由研究
また自由研究については、親子で一緒に出かけて題材を探してみることをおすすめします。
親子でプラネタリウムを見に行ったり、恐竜博物館に出かけてみたり。家族で水族館に行って見つけた珍しいユニークな生きもの達も、立派な自由研究の題材になります。
難しく考えず、自由研究を機会にして親子でいろんなところへお出かけしてみるのも、夏休みの楽しい思い出になるでしょう。
まとめ
毎年膨大とも思える量が出される夏休みの宿題ですが、一番避けたいのは、始業式間際になって子供が叱られつつ泣きながら片づける、というパターンです。
「夏休みの宿題なんて大嫌い!」というイヤな思い出より、「パパママと一緒にお出かけして○○を作って楽しかったな」といったプラスの思い出を持たせてあげたいものですね。