子供の「クレーン現象」という行動をご存知ですか?
クレーン現象は自閉症の子供がとる行動の1つです。
- クレーン現象の行動とは一体どういうもの?
- その動きをすると、必ず自閉症なの?!
気になる点をまとめてみました。
スポンサーリンク
クレーン現象の行動とは?
クレーン現象の特徴的な行動は、ママやパパ、自分以外の人の手使って手に取りたいものを取ろうとする行動です。
まるでクレーンのような動きに似ていることからクレーン現象と呼ばれています。自閉症の子供の特徴の1つだと言われています。
子供がクレーン現象のような動きをすることに気づく
私の子供が歩き出したころ、1歳5カ月ごろでしょうか。
自分の行きたいところに自由に行けるようになり、あれが欲しい、これが欲しいと、自己主張も激しくなりました。
テーブルの上のおもちゃが欲しい、冷蔵庫の食べ物が欲しいなど、言葉が上手く伝えられない我が子の訴えも分かりやすくなりました。
その時に気づいたことがあります。
子供が冷蔵庫の食べ物を取りたいと意思表示するときに、必ず私の手を取って冷蔵庫まで誘導していきます。
そして、冷蔵庫引き出す部分に私の手を押し付けるのです。
他にも、玄関のカギを開けてほしいとき、子供の手の届かない場所のものを取ってほしいときなどに同じ行動をとりました。
もともとクレーン現象という言葉をなんとなくは知っており、我が子の行動が当てはまりすぎているので、心配でなりませんでした。
1歳半健診で保健師さんに相談してみる
しばらくして、1歳半健診がありました。
その時には保健師さんとのカウンセリングがあり、子供の様子や家族のこと、そして子供について気になること、悩みを相談することが出来ました。
そこで思い切ってクレーン現象について相談してみることにしました。
クレーン現象に似た行動をとる子はたくさんいます
1歳~2歳頃の子供は、クレーン現象のような人の手を利用してものを取らせるなどの行動はよくあるようです。
そのような行動をするからといって、絶対にクレーン現象、そして自閉症、という訳ではありません。
自閉症のクレーン現象という行動は、子供がすべての動きをするときに、必ず誰かの手を道具のように使います。
- 子供自身が夢中になって何かしている時にもクレーン現象のような行動をしますか?
- 子供自身が自分で取ることが出来るものは自分で取りにいきますか?
夢中になって遊んでいるときには自分の手を使っておもちゃで遊ぼうとする仕草や、何か食べたい物を自分の手で取るなどのことがあれば、クレーン現象ではありません。
ただ、これはあくまで私が保健師さんにアドバイスを受けた内容ですので、どうしても気になるときには医師の診察を受けてください。

どんな小さなことでも良いです、医師や自治体の育児相談員さんなどに相談してみるのも手ですよ。