子供が生まれて、慌ただしい0歳、1歳を過ぎると、ママたちからチラホラと幼稚園の話題が出始めます。
公立幼稚園は数が圧倒的に少ないため、ベネッセが運営する出産・育児サイト「ウィメンズパーク」でのアンケートによると、公立幼稚園に子供を通わせてるママはたったの9%しかおらず、90%以上のママは私立幼稚園に通わせていると回答しています。
あまり経済的に余裕がないから、小学校から高校までは公立に通わせたい!というママも多いこのご時世。
私立の幼稚園と聞くと、費用の面で不安を感じることもありますね。
今回は、私立幼稚園の費用についてまとめてみました。
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私立幼稚園!月々に掛かる費用はどれくらい?
私立幼稚園の費用は、園の方針や地域によって様々ですが、平均的な一か月あたりの費用は大体2万円~3万円程度。
保育料の他に、給食がある園なら給食費、幼稚園バスがある幼稚園ならバス代などが掛かってきます。
とある私立幼稚園の一か月の保育料
- 保育料:18,000円
- 給食費:3,700円
- バス代:2,500円(バス通園者のみ)
- PTA費:500円
合計:24,700円
費用が安い=お得とは限らない!?
この幼稚園はいわゆる“のびのび系”といわれる園で、広い園内で子供たちが自由に遊んで過ごすことが多く、最近話題になっている、英語やダンスなどのカリキュラムはないので、小さいうちから何かを身につけさせたい!と思う教育熱心なママは、幼稚園の他に何か習い事をさせたりする必要があります。
それとは逆に“お勉強園”などと呼ばれる教育熱心なママが選ぶ幼稚園は、月々の保育料が4万~5万円と少々高めのことが多いですが、英語、スイミング、音楽、絵画、剣道、バレエ、新体操など習い事が必要ないほどカリキュラムが充実しているところもあります。
子供の習い事も、入会金が1万円程掛かったりする上に、月々のお月謝も7000円前後となかなか高額。
子供が小さいうちに色々なことを身につけさせたい…と思う場合は、複数の習い事をかけもちするよりも、月々の保育料が高めでもカリキュラムが充実している幼稚園に入園させたほうが結果的に割安になる、ということも。
また、幼稚園によっては、午前保育の日が週に何度かあって保育時間が短かったり、給食が週に半分しかなく、お弁当を作らなければならない日が多かったり、同じような金額に見えても、保育料が実は割高に感じてしまうようなことも多々あります。
月々の保育料だけで判断せずに、幼稚園の公式HPや、近所のママの評判を聞き、その保育料が適切なのか、良く調べてみることをお勧めします。
幼稚園の話題は近隣の先輩ママから生の声を聞くのが一番ですが、そういった機会が少ないママは、ウィメンズパークで調べてみると、月々の保育料や、カリキュラムの内容など、実際その幼稚園に通わせているママのリアルな声を見ることが出来ます。
意外と高額になる入園前費用
幼稚園に必要になるお金は、月々の月謝だけではありません。
街中を歩いて、おしゃれな制服に身を包んだ幼稚園児を見て、「あの制服、きっと安くないんだろうな…」なんて思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
制服のない幼稚園なら安く済むことも多いですが、幼稚園によっては、びっくりするくらいお金がかかる入園前費用の一例です。
とある私立幼稚園の入園前費用
- 入園検定料:3,000円
- 入園料:30,000円
- 制服一式:22,000円
(長袖シャツ、半袖シャツ、制服上下、リボン、冬用制帽、夏用制帽、かばん) - 保育用品一式:8,120円
(お道具箱、文房具類、カスタネット、防災ずきん等) - スモック、体操服:13,900円
(夏用体操服上下、冬用体操服上下、スモック)
合計:77,020円
全て一枚ずつの購入でも、かなり高額に。
毎日着るものだから、洗い替えも必要…となると、更に費用が嵩むこともあります。
中には入園料だけで10万円を超えたりする園も…。
このように、私立幼稚園の費用は思った以上に高額になりがち。
ですが、自治体から補助金が出る場合もあります。
家庭の収入、地域、子供の人数によって、年間0円から数十万円まで大きく差がありますが、基本的に収入の多い家庭や1人目の子供は少なく、収入が少ない家庭、2人目3人目の子供は補助金が大きくなります。
入園金が高額になりがちな東京23区などでは、入園金にも補助が出る場合も。
お住まいの自治体のHPを調べてみてください。
最後に
何かと慌ただしい子育て。
生まれてから入園までは、意外とあっという間です!
早めに近所の園についてリサーチをして、しっかり必要な費用を準備しておくことをお勧めします。