幼稚園選びに一番大切なのは、園の教育方針と子供の個性の相性が良いこと。ですが、子供が幼稚園生活を楽しく送るには、ママの手厚いサポートが欠かせないものです。
いくら可愛い子供のためとはいえ、毎日幼稚園の行事に振り回され、ママがぐったりと疲れ果ててしまっては元も子もありません。
今回はママの幼稚園サポートをぐんと楽にしてくれる「給食・バス通園・延長保育」のメリット・デメリットをまとめてみました。
幼稚園の給食のメリット・デメリット
メリット
- お弁当を作る手間がない
- 栄養バランスの良い昼食を安価で食べられる
- 決められたものを食べるので、子供の偏食がなおる
- 今はアレルギー対応食を用意している園も多い
なんといっても、お弁当を作る手間がないということが最大のメリットでしょう。
この時期の子供には偏食が多いもの。毎日パパのお弁当を作ってるからそのついでにと作ったお弁当では食べてもらえず、子供の好きなおかずを用意しなければ食べてもらえないことも良くあることです。
我が家の子供が通っている幼稚園の給食費は、一か月で3700円。
一食だいたい200円ほどで、主菜、副菜、デザートと栄養バランスが良く、子供が喜んで食べてくれるような給食を出してくれるというのだから、とてもありがたいです。
離乳食時はなんでも良く食べていたはずなのに、家では何を作っても「美味しくない」と食べ残される日々が続いていたので、昼食は幼稚園でバランスが良い給食を食べてくれているというのは、私にとって大きな心の支えでした。
デメリット
- 給食費・内容は園によって大きな差がある
私が選んだ幼稚園は敷地内に調理室があり、栄養バランスの良いあたたかい給食を出してもらえますが、幼稚園によっては、揚げ物多めの冷めきった仕出し弁当を給食と出している園もあるそうです。
入園前に給食の試食会などがあったら、必ず参加して給食費と味・栄養のバランスに偏りはないかなど、しっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
バス通園のメリット・デメリット
メリット
- 雨の日や風の強い日でも通園が楽
- 入園後、子供が幼稚園になじむのが早い
- 近所の子供たちと仲良くなれる
- 先輩ママと仲良くなれるので、園の情報を色々聞きやすい
我が家は主人が通勤に車を使っているので、バス通園が出来る幼稚園を探していました。バス通園で一番良かったと思うのは、入園してから一度も子供が幼稚園に行くのを嫌がらなかったことです。
幼稚園入園直後は、「幼稚園に行きたくない」と泣きわめく子供がいると聞いていたので、私もそれなりの覚悟をしていました。
けれど、幼稚園の可愛いバスに乗れるのがうれしいのでしょうか。うちの子供だけでなく、同じバスに乗っている年少さんもみんな初日から笑顔で楽しそうに通園していたのです。
また、毎朝幼稚園に詳しい先輩ママたちと顔を合わせることで、プリントだけではわかりづらい幼稚園の行事や持ち物について詳しく聞けることもとても助かっています。
デメリット
- 園によっては費用が高い
- コースによっては長時間バスに乗せられて子供が辛いかも
- バスの時刻が細かく変わる園だと生活リズムが整いづらくなる
良いこともたくさんあるバス通園ですが、デメリットもあります。
幼稚園から我が家まで、バスに乗っている時間は30分。我が家の息子は車に乗ると良く眠る子なので、帰りはぐっすり眠って帰ってくるので辛く感じていないようですが、車に慣れていない子だと毎日30分車に乗っているのは辛いと感じる場合も。
また、幼稚園によってバスの時刻がこまめに変わることがあります。
私の幼稚園は二か月おきにバスの時刻が変わるので、今月と来月は朝の8時にバス停に向かわなければならないけれど、再来月は10時までバスがこないので、なかなか生活リズムが整わずに困ってしまいます。
子供のバスの時間が定まらないと、親の自由時間も大きく変動するので、昼間にちょっとパートをするのも難しそうです。
預かり保育のメリット・デメリット
メリット
- 仕事や用事がある時、親が体調の悪い時などに便利
- 土曜日や夏休みにも預かってくれる幼稚園も
幼稚園に子供を通わせながらパートなどで働くママも多い昨今、幼稚園の人気を左右するのは、この預かり保育の充実ぶりといっては過言ではありません。
預かってくれる時間、金額、土曜日や長期休暇中の預かりの有無などは幼稚園によって様々です。
基本的には家にいるのであまり使わないかなと思っていた私も、入園から夏休みまでの三ヶ月で既に数回使う機会があったので、特に今仕事をしていないママでも入園前に預かり保育の料金やシステムについて一度確認しておくと良いでしょう。
デメリット
- 園によっては費用が高い
- 人数が少ない場合はすぐに定員オーバーになってしまい取れないことも
預かり保育の金額は幼稚園によって様々ですが、一日あたりいくらという金額なので、仕事をしていて毎日預かりを使おうとすると、保育園よりも費用が高くなってしまう可能性もあります。
また、近所の小学校でイベントがある日や長期休暇中などは人気が高く、あっという間に定員オーバーになってしまい、思うように子供が預けられないといったことも。
