気温がグングンと上がるいいお天気の日や夏の暑い日はジワジワ・ダラダラと汗をかきます。
汗はべとつき、ニオイも気になったりして嫌ですよね。
ですが、汗をかくことで、人は体温を一定に保ち、体温が上がりすぎないように体温調節を行っています。
そして、忘れてはいけないことは・・・「汗をかく=体内の水分が失われる」ということ。
体内に水分が足りなくなると、いろいろなトラブルを引き起こす原因になります。
- 脱水症状
- 熱中症
- 腎臓の働きと尿に影響
- 血液のドロドロによる血栓
など、水不足が原因で起こる病気は最悪の場合、死につながり大変危険です。
では、一日にどれだけの水分を取ればいいのでしょうか?
今回は、子どもの一日に必要な水分量をご紹介したいと思います。
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目次
必要な水分量
人間の身体の水分割合は、
- 胎児で体重の約90%
- 新生児で約75%
- 子どもで約70%
- 成人で約60%
と言われます。
子どもは汗もかきやすく大人よりも水分が出ていきやすいため、大人以上に水分が必要です。
一日に必要な水分量は、個人の体重によって決まります。
人が一日に必要な水分量は「体重 X 1kgあたりの水分量(ml)」となっています。
【1kgあたりの水分量】
- 新生児 50~120ml
- 乳児 120~150ml
- 幼児 90~100ml
- 学童 60~80ml
小さい時ほど、水分必要量が多くなります。
例えば、体重20kgの子どもであれば、
20kg X 60~80ml
なので1.2~1.6Lの水分が必要になります。
ちなみに・・成人は50ml。
なので、体重が60kgの人であれば、3Lの水が一日に必要という計算になります。
3Lと聞くとすごい量と思いますが、毎日の食事などで摂取する水分は約1.5リットルと言われており、残り1.5l。
一日の合計で必要水分量をクリアできればいいということになります。
この計算で出た必要水分量は、最低限必要な量なので、屋外での仕事やスポーツなどの発汗や風邪などによる発熱・下痢などで水分が多く失われる場合はそれ以上の水分補給をする必要があります。
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効率的な水分の取り方
運動や遊んでいる最中や遊んだ後には必ず飲む!
これは当然のことですが、子どもは遊びに夢中になっていると飲むことを忘れてしまいます。
室内でも屋外でも、定期的に声をかけて水分補給をしてあげてください。
また水泳の後も思っている以上に喉は渇いていますし、プールでも汗はかいています。上がった時には水分を摂るようにしましょう。
子どもが飲みたがる時
「喉が渇いた」という時は、すでに体内の水分不足のサインです!
起床時や入浴後などそれぞれのタイミングで飲ませてあげ、こまめに水分補給するようにしましょう。
起床時と就寝時に200ml
「朝起きた時に水や白湯を飲むといい」と聞いたことはありませんか?
就寝中は長い時間、水分を取ることができません。
そのため、血液もドロドロになりやすいので、寝る前と朝起きた時にコップ一杯(200ml)水を飲むようにしましょう。
便秘解消や、胃腸が目覚め動きも活発になり、朝食の消化も良くなります。
小さい子は特に、寝汗も多いので寝る前には必ずコップ一杯のお水やお茶を飲ませてあげるようにしましょう。
食事中にも
食事中にも飲むことは大切ですが、過度な水分の摂りすぎは胃に負担がかかり消化不良を起こす原因になります。
喉がつまりそうになったら少しずつ飲ませてあげるようにしてたくさん飲ませないように気をつけましょう。
お風呂の前後に飲む
お風呂に入っていても汗はかきますし、入浴後も汗をかきます。
必ず水分補給をするようにしましょう。
食事の時以外でもこまめに
夏の暑い時期は室内でも熱中症が起こるので、こまめに水分を摂るようにしてください。
寒い時期の乾燥は風邪のウイルスをもたらすので、適度に喉を潤して加湿するように心掛けましょう。
ノンカフェインのホットドリンクがおすすめです。
どんなものを飲ませればいい?
水や、カフェインの入っていない麦茶が好ましいです。
ジュースやスポーツドリンク、炭酸飲料、乳酸菌飲料などを日常的に飲んでいると、満腹感が得られてしまいご飯を食べなくなってしまうことがあります。
また、糖分も含まれるので虫歯にもなりやすくなるので注意が必要です。
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小さい時ほど、体温調節機能も未熟なうえに、汗もかきやすいです。
熱中症や脱水症状にもなりやすいので気をつけなければいけません。
子どもの喉が乾く前に、親が水分補給をするように声をかけてあげてくださいね。