赤ちゃんは生後間もなくは母乳やミルクのみですが、生後5~6か月になると離乳食が始まってきます。母乳やミルクだけでも栄養や水分は十分摂れていますが、夏は特に暑く、新陳代謝がいいので汗もたくさんかきます。ミルクや母乳以外にも水分補給をしてあげたい!と思ったりしますよね。
- お茶?
- ミネラルウオーター?
- 果汁?
どんな飲み物をいつからあげればいいのでしょうか?また他にも気をつけることはあるのでしょうか?小さい赤ちゃんだからこそ、いろいろ気になりますよね。今回は母乳やミルク以外の飲み物を与える時期や種類などについてご紹介します。
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いつから母乳やミルク以外をあげてもいい?
生後から離乳食が始まるまでは、できるだけ母乳やミルクで大丈夫です。「生後3ヶ月頃から果汁や麦茶をあげてもいい」と言われることもありますが、生後4ヶ月頃までに果汁などを与えるとアレルギーを起こすきっかけになるかもしれないので、お風呂上りや夏場に飲み物をあげる場合は、人肌くらいの温かさの白湯などで無味無臭のお水が好ましいです。冷たすぎるものは良くないので、常温やぬるめに調節しましょう。
赤ちゃんの腎臓機能は未熟で、大人と比べてその機能は半分と言われています。腎臓は人間にとって大切な臓器であり、老廃物を排出し尿をつくる役割でよく知られています。機能が未熟な赤ちゃんの腎臓に負担がかかることを考えると、糖質や塩分が高い果汁やイオン水、カフェインが多い緑茶、ミネラルが多い軟水のミネラルウオーターなどはやめておいたほうがいいでしょう。
どうしても与える場合は、薄めてあげるようにします!赤ちゃんに合わせて作られている赤ちゃん用のお茶、赤ちゃん用のイオン水など手軽で便利なのでオススメです。
5カ月頃から練習!
5ヶ月頃になると離乳食が始まるので、母乳やミルク以外のものを口にする練習程度に飲ませてあげるといいでしょう。離乳食が始まると便秘になる子もいるので、その場合は白湯などで水分補給してあげてもいいですが、嫌がる場合は無理してあげる必要はありません。
大人が飲んでいるお茶や果汁もあげる場合は白湯で薄めてあげましょう。離乳食に合わせて薄味にしておいた体の負担も少なく、薄味に慣れておいたほうがいいためです。離乳食同様に、初めてあげる時は赤ちゃんの様子を見ながら、スプーン1杯くらいの少量から始めましょう。くれぐれも無理はしないようにしてください。
飲ませ方
お水の場合は一度沸騰させて、飲める程度に冷めた「湯冷まし」、白湯がいいです。水道水は必ず、やかんなどを使って沸騰させてカルキなど不純物を取り除きます。ミネラルウオーターの場合は、ミネラルが少ない「軟水」を使いましょう。 ミネラルが多い「硬水」だと赤ちゃんの体でうまく消化吸収できず、下痢の原因になります。ミネラルウオーターも一度沸騰させて使用することがいいでしょう。
離乳食まではスプーンを使って飲み込むことができないので、哺乳瓶を使って飲ませてあげるといいです。離乳食を開始する頃からは哺乳瓶でもいいですし、練習のためスプーンを使って飲ませてあげるのもいいでしょう。
また離乳開始頃からはベビーマグのスパウトといういうのも使えます。乳首以外の飲み口になれる練習になり、両手で握れるタイプが多いので、一人で持って飲むスタイルになります。この両手でマグを握っている姿はとてもかわいいんです・・。
すぐに上手に飲んだりは難しいので、飲めてなさそうだな、と思ったら、スプーンなどであげてください。毎日もたせてあげることで練習になり飲めるようになります。また8ヶ月頃からストローやコップなどいろいろ挑戦してみるのもいいでしょう!おっぱいや哺乳瓶で飲んでいた場合とは、飲み方が違うので初めはなかなか飲めないですが、毎日練習していると「あれ?飲めてるんじゃない!?」とある日突然飲めたりするので、焦らず徐々にいろいろなもので飲める練習をしてみましょう。
ペットボトルでゴクゴク!
我が家も夏に8ヶ月になり、離乳食も始めていました。ちょうど哺乳瓶の乳首が嫌になったのか1日数回あげていたミルクを飲まなくなった時期で、汗っかきだったのもあり母乳がたくさん出ているかも心配だったので、水分補給のために何かいい飲ませ方はないか・・と思っていました。
まだストローもできず、コップも口の横から漏れてしまっていたので白湯をスプーンであげていました。ですが、外出先でとても暑かった日に、ぬるくなった大人用の麦茶を飲ませようと思い、ペットボトルごと飲ませてみるとゴクゴクと飲んでくれました。赤ちゃんがペットボトル!?とあまりいい感じではありませんが、汗もたくさんかく時期だったので、少しでも飲んでくれて安心しました。
ペットボトルで飲めるようになったことをきっかけに、家ではコップで飲めるようになり、白湯やお茶をコップであげていました。ストローは練習してもなかなか上手くならなかったですが1歳までには使えていました。
最後に
離乳食が始まっても、母乳やミルクは大切なので欲しがるだけあげてください。ですが、汗っかきな赤ちゃんの水分補給がちょっと気になった時などは、白湯など赤ちゃんの体に負担にならないようなものをあげるようにしましょう。赤ちゃんの水分が足りているかどうかは、おしっこの量、オムツ替えの回数などでチェックできます。
母乳やミルクだけでも十分おしっこが出ている場合は、それ以外を無理に与える必要はありません。できることが増えて少しずつ確実に成長している赤ちゃん。親としてはとても嬉しいことですね。