- 安価で続けやすい
- 天然の素材で安心
- どこでも手に入る
と、良いことづくめで、爆発的なヒットとなった難消化性デキストリン。
特定保健用食品にも指定されているほど安全性は高いので、デキストリン自体の副作用はほとんど心配ないのですが、体調や体質によって、「私には合わなくて続けられなかった」といった声もちらほら聞かれます。
上手に使えばこれほど便利なダイエット食品はないほど有能なデキストリン。
今回は、困った副作用が出ないよう上手にデキストリンと付き合う方法をお届けします。
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困ったその1 便秘をしてしまう
難消化性デキストリンは水溶性食物繊維なので、整腸効果があり便秘への効果があるといわれているのですが、逆にひどい便秘になってしまった!という人も結構いるようです。
これには二つの原因が考えられます。
ひとつは、水分不足。
食物繊維が腸内の水分を吸収しすぎて腸の中の滑りが悪くなってしまい、なかなか便を体内に排出できなくなってしまっている状態が考えられます。
もうひとつは、腸内環境の悪化。
水溶性食物繊維は腸内にいる善玉菌の餌にもなってくれますが、同時に悪玉菌の餌にもなってしまうので、悪玉菌も増えてしまうのです。
腸内環境が悪く善玉菌が少ない人は悪玉菌ばかり増えて腸内環境が更に悪くなってしまったりすることも…。
これを解消するためには、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖がおすすめ。
プレーンヨーグルトにオリゴ糖と難消化性デキストリンを混ぜて食べたり、あたたかい紅茶にオリゴ糖と難消化性デキストリンを溶かして飲んだり、デキストリンとオリゴ糖を合わせてとればどんな頑固な便秘持ちの人でもおなかすっきりです!
困ったその2 下痢をしてしまう
水溶性食物繊維である難消化性デキストリンは、便の水分も取り込んでゲル化してくれるため、便秘だけではなく下痢の悩みも解決してくれるという優れもの。
それでも摂取する量によってはやはりお腹が緩くなってしまう人もいます。
お腹が緩くなってしまったという声は、早く痩せたいと思うあまり一日の摂取目安の5g~10gを大幅に超えて摂取してしまった人たちから良く聞かれます。
難消化性デキストリンに摂取上限は定められていませんが、お腹が緩くなりやすい体質の方は一日5gから様子を見てとるのが良さそうです。
困ったその3 体がだるい、節々が痛んだりする
難消化性デキストリンの効果だけを過信せず、きちんとした食事制限も続け見事体重が減らすことに成功した人たちの中には、頭痛や口内炎が頻発したり、体調を崩すことが増えたという声も。
極端に糖質を控えた食事をしたり難消化性デキストリンを多量に飲みすぎると、炭水化物不足による栄養失調が起こる可能性もあるのです。
糖は身体の脂肪になる憎いやつである前に、身体のエネルギーになる大切な栄養分。
デキストリンの副作用と摂取方法まとめ
痩せ始めると嬉しくてついデキストリンの量をふやしたり、極端な食事制限に走ってしまいがちですが、身体を壊しては元も子もありません。体調不良を感じたら難消化性デキストリンの摂取を控え、炭水化物を含む食事をきちんと摂るように心がけましょう。
日本人の食事摂取基準では一日の食物繊維の目標摂取量は男性で19g、女性で17g以上とされています。
どんなに身体に良い成分でも、過剰摂取は禁物。
普段の食事から摂る食物繊維の分も考え、やはり一日の目安だといわれる5g~10gを目安に摂るのがこういった副作用を起こさない最大の秘訣でしょう。