いよいよ夏到来! 一気に気温が上がりましたね。
室内の冷房も温度が低めに設定されて、涼しいをとおりこして「寒く」なっていたり…。冷房が原因で具合が悪くなる方も多いのではないでしょうか。
夏の冷房対策は、薄手のモノを羽織ったり、温かいものを飲むなどが考えられますが、より効果的な対策を考える際に、「身体を温める=血液を温めること」と理解しするとわかりやすいかもしれません。
そして、その効果的なポイントは、
- 「首」
- 「手首」
- 「足首」
- 「筋肉」
と
を温めることなのです。
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なぜ「3大首」を温めるの?
よく言われるのが、「首」と名のつく「3大首」とは、つまり「首」「手首」「足首」のことです。
この3つの大きな関節の特徴は、いずれも太い動脈が皮膚のすぐ下を通っていること。しかも意外と外気に触れやすく「冷え」を実感しにくい部位なので、ここを温めると身体全体がすぐに温まるのが実感できます。
また、重要なツボがあるので、ツボの温熱効果もあります。
具体的な、「対策」とは
できるだけ、冷房をさけながら、「首」には、薄手のスカーフやショール、スヌートで。時には「たっぷり蒸気であたためる温熱シート」なども便利です。
睡眠中も汗をかくので、その汗が体をひやします。首に薄いタオルやガーゼを巻いたり、背中に1枚、薄手の手ぬぐいを入れて寝ると身体が冷えません。汗をかいたと思ったら、すぐに手ぬぐいを抜けばよいからです。
汗をたくさんかく赤ちゃんやお子さんの、お昼寝や外遊びにもお勧め!
「手首」は、リストウォーマーでぐるっと手の甲まで覆います。温かい小さめのペットボトルなどを手元に置き、指先から温めてもよし。
そして「足首」にはレッグウォーマーを。ひざ掛けなどは、しっかり足先まで巻き込むようにしましょう。
「大きな筋肉」を温めることも忘れずに
大きな筋肉には、たくさんの毛細血管が走っているので、筋肉を温めることは冷えを改善してくれます。大きな筋肉とは、太腿とおしりの筋肉のこと。
太腿には、デスクワークなどをしている方はぜひ「湯たんぽ」をひざ掛けの下に置いておくことをお勧めします。あったかいペットボトルでもOK。
そして、お尻は意外と冷えているので、ひざ掛けを後ろまで巻いたり、腹巻きや下着をおしりまで覆うようにするなど。
冷えこそが万病のもと
なぜ、「冷房対策」かといいますと、「冷え」は、万病のもとといわれ、肥満や心筋梗塞、糖尿病や脳溢血など、いわゆる生活習慣病の大きな原因でもあります。
特に女性は、生理痛が悪化したり、生理不順、不妊などの原因にもなるともいわれています。
冒頭にも書いたとおり、「冷え=血液が冷える」ことなので、冷えた血液が体をめぐると、体温が下がり免疫力も落ちます。臓器をはじめとする機能も落ちるので、よいことはありません。
冷えないようにすることはもちろんですが、冷えてしまったら、とにかく「血液を温める」ことを第一に、自分なりの工夫で冷房対策を楽しんでみてください。