家庭菜園や観葉植物などの緑のある生活には憧れるけど、飽きっぽいズボラな性格だからいつもすぐ枯らしてしまう…。
そんなズボラな性格の人にこそ育ててほしいのが、一か月以上も放置してもびくともしない頑丈さをもつアロエベラ。
インテリアにもぴったりなシャープなルックス。
育った葉を収穫すれば、ヨーグルトやお刺身、ジュースなど簡単に食べることが出来て、お腹を整えてくれる作用があったり美肌効果もあったりと、一鉢で大活躍してくれます。
今回はそんなアロエベラの育て方と活用法についてお届けします。
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アロエベラはどんな植物?
アロエベラは、ユリ科アロエ属の多肉植物の一種です。
冬場に冷え込む日本では、耐寒性が強いキダチ(木立)アロエが多く育てられてきましたが、世界的には、ゼリー質が多く、苦味が少なく食べやすいアロエベラの方が好まれています。
木のような幹から細くとげとげした葉が無数に生え、厳つい印象のキダチアロエに比べて、太い葉がまっすぐに伸びたアロエベラはインテリア向きのすっきりしたフォルム。
観葉植物として部屋にアロエベラを置いておけば、有害なホルムアルデヒドやベンゼンを浄化して空気を綺麗にしてくれる作用もあるんですよ。
どこで購入出来るの?
キダチアロエなら小さな園芸店や近所のホームセンターでも容易に入手できますが、アロエベラは大型の園芸専門店や、園芸用品の充実しているホームセンターでしか扱っていないことが多いようです。
そういった場合は、ネット通販で入手するのもひとつの手です。
アロエベラの育て方
基本は放置で大丈夫です。
土がからからに乾いているなと気付いたときには、鉢の底から染み出してくるまで、たっぷりのお水を与えてください。
屋内や日陰でも育ちますが、良く陽にあてたほうが大きく丈夫に育ちます。寒さには弱いので、最低気温が5℃を切る頃には室内に入れてあげてください。
秋頃になるとアロエの株から小さな子株が生えてくることがあります。子株をそのままつけていると親株が弱ってしまうので、春になり子株が10~15cmほどに成長したら、根元から引き抜き、一週間ほど風通しの良い場所に置き切り口をしっかり乾燥させてから新しい鉢に植えましょう。
アロエベラを使ったレシピ
アロエが大きく成長したら、下の葉からどんどん収穫していきましょう。
整腸作用、美肌効果から二日酔いまで、医者いらずといわれるアロエの効能を効果的に取り入れるには、アロエをそのまま食べるのが一番良いといわれています。
アロエベラの下処理
収穫をしたら、まずは下処理。
収穫した葉は5cm程度に切り分け、まず両端のとげを切り落とします。
そして、上下に残った緑色の皮から透明の葉肉を切り離すように剥けば下処理は終了です。
アロエの葉肉はとても粘り気があるので、手元が滑って怪我をしないように注意しましょう!
アロエのお刺身
下処理をしたアロエを水道水で綺麗に洗って、キッチンペーパーで水分を拭き取り食べやすい大きさにカットし、わさび醤油やおかか醤油でいただきます。
加熱で変質しやすい酵素類もしっかり摂れるお刺身は新鮮なアロエベラがあったらぜひ一度は試して欲しいレシピです。
苦味もなく、ぷるぷる感がやみつきになりますよ。
アロエのシロップ漬け
下処理したアロエ100g
砂糖30g
下処理したアロエを食べやすい大きさに切り分け、砂糖と一緒に弱火にかけます。
だんだんアロエから水分が出てくるので、その水分が軽く沸騰するまで加熱したら出来あがり。
シロップ漬けにしたアロエは、ジュースやヨーグルトに加えて楽しむことが出来ます。
手作りのアロエヨーグルトは市販のさっぱりしたものと違い、びっくりするくらいぬるぬるしていて、しっかり歯ごたえがあります。
最後に
いかがでしたか?
飾ってよし、食べてよし、そのうえ手間も掛からないと良いことづくめのアロエベラ。
緑のある生活を始めたいと思った園芸初心者さんは、ぜひ挑戦してみてくださいね。