スーパーに青々とした梅が並ぶ季節がやってきましたね。梅の実が氷砂糖や瓶と並んで売っているのをみるたびに、子供の頃、毎年梅ジュースを作ってくれた母のことを思い出します。綺麗に洗った梅をひとつひとつ丁寧に拭いて、氷砂糖と一緒に大きな瓶に漬けこんで一か月。時には発酵してしまい、飲めずにそのまま捨ててしまったこともありました。
母と同じように、手作りの梅ジュースを子供に作ってあげたい気持ちもありますが、お手伝いどころかいたずら盛りやんちゃなこの時期、そんなに手間も時間もかかることなんてやってられない!…と思っていましたが、実は梅ジュースってとっても簡単に作れちゃうんです。
古くから愛されてる梅には、小さな子供に必要な栄養がたっぷり!!あなたも今年は梅ジュース作りに挑戦してみませんか?梅の健康効果と、とっても簡単な梅ジュースの作り方をご覧ください。
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梅の健康効果1.梅は貴重なアルカリ性食品
私たちの身体は、血液が弱アルカリ性~中性にある時が健康だといわれています。でも、身体を弱アルカリ性の状態に保つのはとても大変。お肉やお魚、乳製品、卵、油、砂糖など私たちが普段食べている美味しいものは、身体を酸性に近づける食品なんです。
酸性に近づいてしまった身体を中和するためには、野菜や果物、海藻などといったアルカリ性の食品も一緒に食べる必要がありますが、果物や海藻をたくさんとるのは意識してもなかなか難しいですよね。
梅は優れたアルカリ性食品で、豚肉を100g食べて身体が酸性に傾いた時、にんじんなら100g、ほうれん草なら50gも摂取しないと中和出来ないところを、たった5gで中性に戻してくれるんです。身体が中性~弱アルカリ性に保たれることで抵抗力や免疫力がアップし、病気にかかりにくい健康な体でいられるようになりますよ!
梅の健康効果2.豊富なミネラル
梅には、成長期の子供に必要なカルシウムや鉄分が豊富に含まれています。
あの小さな梅の実一粒に、大きなりんごの4倍のカルシウム、6倍もの鉄分が含まれているんです。
吸収率が低いため、意識して摂取していても不足しがちな鉄分とカルシウムですが、梅に含まれているクエン酸にはミネラルの吸収を助けてくれる働きがあります。
梅は貧血気味のママにも成長期の子供にもぴったりの健康食品なのです。
梅の健康効果3.クエン酸で食欲増進
梅のクエン酸には、疲労回復効果だけでなく、唾液の分泌を促して食欲を増進してくれる効果があります。暑い日が続いて子供の食が進まない時には、おやつに梅ジュースを飲ませてみると良いでしょう。
また、消化酵素の分泌を促して食べ物の消化吸収を早めてくれる働きもあるので、食べ過ぎて胸やけがしている時にも梅を摂ると良いと言われています。食欲が落ちてバテ気味の夏には、さっぱり酸っぱい梅ジュースがぴったりですね。
誰でも簡単失敗なし!梅ジュースの作り方
大きな瓶も、普通の砂糖よりも割高な氷砂糖もいりません。必要なのは炊飯器だけ!たった12時間放置するだけで、すぐに美味しいジュースが出来ちゃいます。
1.梅を水洗いしたらヘタを取り、キッチンペーパーで拭いていきます。
2.洗った梅を炊飯器に入れ、上から砂糖を入れます。酸味のあるさっぱり系が好きな人は500g、甘めが好きな人は1kgとお好みによって砂糖の量は加減してください。
3.蓋をして保温スイッチを押したら、あとは12時間待つだけです。
12時間後に蓋を開けると、そこにはしわしわになった梅の実と琥珀色のシロップが!
シロップは熱湯消毒した容器に入れ、冷蔵庫に入れて保管しましょう。エキスが抜けた後の梅の実も美味しく食べられます。私は種を外して、砂糖を加えて煮詰めてジャムにして食べていますよ。出来たシロップをお水や炭酸で薄めて飲めば、美味しい梅ジュースの出来あがりです。

我が家は息子もパパもこのジュースが大好きなので、傷ありの安くなっている梅を大量に買い込んで、毎年3kg分ものジュースを作って夏に備えています。
誰でも失敗なしで簡単に作れてしまうので、梅仕事は大変そうだと敬遠してたママも、是非今年は挑戦してみてくださいね!
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