気温が高くなってくると、お弁当を作るのにも気を使いますね。愛情をこめて作ったお弁当が原因で、家族が食中毒になってしまったら…と不安な気持ちになるママも多いのではないでしょうか。
今回は、食中毒を防止するお弁当作りのテクニックをまとめてみました。いつものお弁当作りにほんのひと手間加えるだけで、食中毒の可能性を大きく下げることができます。毎日のお弁当づくりの参考にしてみてくださいね。
スポンサーリンク
目次
1.調理前にはしっかり手洗い
食中毒防止の基本中の基本、まずはお料理の前に良く手を洗いましょう。ここで気をつけなければいけないのは、綺麗に洗った手を拭くタオル。キッチンで使用するタオルの交換頻度を調査したところ、2日以上同じタオルを使う家庭は7割以上という結果が出ましたが、一度使ったタオルは、乾いて綺麗に見えても実は雑菌だらけ!そんなタオルで手を拭いてしまったら、綺麗になった手に雑菌をこすりつけているのと同じこと。
食中毒が気になるこの時期は、毎回新しいタオルを使って手を拭きましょう。何枚もタオルを洗濯するのが大変な場合は、使い捨てのペーパータオルを使うと良いですよ。
2.加熱殺菌で食中毒菌を撃退しよう!
食中毒を引き起こす細菌は、熱に弱い性質を持っています。食材の中心が75℃になるように1分以上加熱すれば、ほとんどの菌は死滅するといわれています。食中毒を防ぐために、この時期のお弁当は食材を生のままで入れるのは控え、しっかり加熱調理するようにしましょう。
食材が大きいとなかなか中心温度が上がりにくいので、ハンバーグや唐揚げもいつもより小さめに作ると良いですね。
前の晩に作ったおかずを入れるときは、お弁当箱に詰める前にしっかり再加熱。ハムやかまぼこなどの生でそのまま食べられる食材も、一度加熱してから入れると安心です。
3.お弁当に水気は大敵!ひと手間加えて水分をなくそう
煮物の煮汁やおひたしから染み出す水分は、お弁当箱の汁漏れの原因になるだけではなく、食中毒を起こす原因にもなってしまいます。良く水分を切ってもどうしても水っぽくなりがちな煮物は、片栗粉でとじて水気をなくしてしまいましょう。お浸しは、すりごまやおかかをたっぷりいれて和えると、余分な水分を吸い取ってくれます。
お弁当の仕切りと彩りにレタスなどの野菜を使う人もいますが、この時期に水気の多い生野菜を使うのは危険。お弁当の仕切りには、シリコンカップやバランを使うようにしましょう。抗菌効果のあるバランを使えば、更に安心感アップ!
4.この時期は炊き込みご飯はNG!おにぎりはラップを使って
白いご飯よりも炊き込みご飯や混ぜご飯が好きな子供は多いですが、痛みやすい炊き込みご飯はこの時期とても危険です。この時期に味のあるご飯を入れたい場合は、腐敗防止効果のある紫蘇や梅のふりかけを使った混ぜご飯が良いでしょう。またお米を炊く時に、お米3合に対して小さじ1杯程度お酢を入れると、味はほとんど変わらないのに、お酢の抗菌効果で白飯がぐっと傷みにくくなります。
お弁当の定番のおにぎりですが、直接手でおにぎりを握ると手の雑菌がご飯に付着してしまいます。この時期はラップにくるんでから握るか、綺麗に洗ったおにぎり型を使うようにしましょう。
5.詰める時にも一工夫
お弁当を詰める前に、お酢を浸したキッチンペーパーでさっとひと拭き。お酢の抗菌効果がお弁当を傷みにくくしてくれます。
食中毒の原因となる菌が繁殖しやすい温度は、30℃~40℃だといわれています。ご飯やおかずを詰めても、そのまま蓋をするのはNG。きっちり冷めるまで待ってから蓋を閉めるようにしましょう。時間がない場合はドライヤーの冷風で熱を飛ばすことが出来ますよ。
お弁当箱に添える保冷剤には、カップの一口ゼリーがおすすめです。お弁当を食べる頃にはゼリーも溶けて、おいしいデザートになるので、子供達も大喜びです。
最後に
