魚には子供の成長に必要なカルシウムや良質なタンパク質があるだけでなく、脳の発達に欠かせないDHAが豊富に含まれています。親としては普段のメニューに積極的に取り入れたい食材ではありますが
- 「生臭いのが苦手」
- 「骨を取るのが面倒」
- 「骨がのどに刺さるのがイヤ」
などの理由で魚嫌いのお子様もけっこう多いみたいです。
そこで、ここでは魚の生臭さを消す方法や骨取りの不要なレシピについてまとめてみました。
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生臭さを取るには下処理が大切!
いわゆる魚の生臭さは魚に含まれる旨み成分が細菌によって分解されることで発生します。つまり細菌が繁殖しないような環境を作ることが大切なのです。魚はなるべく新鮮なものを購入し、家に持ち帰るときもドライアイスなどで低温の状態に保つようにします。
持ち帰ってすぐ調理しない場合は、細菌の繁殖しやすい内臓やエラ、血の部分を先に洗い流しておくとよいでしょう。下処理をした身はきれいに水気を拭き取ってキッチンペーパーで包み、それをさらにラップで包んでからチルド室で保管します。
他にオーソドックスな下処理の方法としては「ふり塩」があります。これは、魚の表面に塩を振ることで浸透圧を生じさせ、生臭さの原因となる成分を水分とともに外へ引き出す方法です。使う塩の量は、青魚なら重量の3~4%、白身魚なら2%ほど。
塩を振ってから置く時間は、青魚なら20~30分、白身魚なら5~10分ほどです。調理の前には、魚の表面に出てきた水分を必ずきれいに拭き取るようにしましょう。
骨の少ない魚を使ってみましょう!
まだお箸をうまく使えないお子様ならば骨のない状態で売られている魚を使ってみましょう。今のスーパーなどでは三枚におろして骨を取り除いた「フィレ」の状態でアジやサンマ、アカウオなどが売られていたりします。
「皮も苦手で…」という場合は思い切って刺身用の「柵」を買ってみるのも一つの手です。刺身用は比較的鮮度の良い状態で売られているものが多いので、煮たり焼いたりナマ以外の調理法でも美味しく仕上がりますよ。
骨を取る練習もさせたいという場合なら、大型魚の切り身が骨も大きくてオススメです。例えば、タラやサケ、ブリ、カジキなどです。
少しの工夫で骨ごと食べる!
家に圧力鍋のある方ならぜひ作って欲しいのがこのレシピ。
魚の骨が市販の缶詰くらいに柔らかくなります。しょうゆの代わりに味噌を使ってもコクがあって美味しいですよ。ただ、圧力の影響で煮崩れしやすいので、気になる方は煮る前に片栗粉でサラッと揚げておくといいかもしれません。
また、圧力鍋がない方は
こちらもオススメです。鍋の前に1時間もいられない!という方は炊飯器を使ってみてはどうでしょう。(ただ、炊飯器によって得手・不得手の料理があるので注意が必要です。)
他には、小骨をフードプロセッサーなどで細かく刻んで「つみれ」にするのもオススメですよ。
こんがり♥つみれ揚げ♥ 骨ごとイワシとゴボウ入り♪
料理名:つみれ
作者:我家の☆毎日ゴハン
■材料(4人分)
いわし / 5尾
塩 / 小さじ1
★ゴボウ / 1/2本
★豆腐 / 1丁(350g前後)
★味噌 / 小さじ2
★ショウガ(チューブ) / 10cm位
★片栗粉 / 大さじ3
■レシピを考えた人のコメント
ゴボウの香りとイワシでおつまみに最適!お弁当にも◎です♪
ゴボウ・豆腐・骨ごとイワシ・・・栄養満点♥
カレースプーンで22個できました!
まとめ
アジ、サンマ、アカウオなど
タラ、サケ、ブリ、カジキなど
レパートリーを増やしたいなら骨ごと食べれるメニューを!